各世紀の特徴

紀元前16世紀−インド・ヨーロッパ語族と殷大活躍の世紀

紀元前16世紀はインド・ヨーロッパ語族と殷が活躍した、「イン」の時代。
なおヒクソスは、紀元前18世紀にエジプトに侵入し、紀元前16世紀に放逐された正体不明の異民族集団だが、インド・ヨーロッパ語族だったらいいな、と。

紀元前12世紀−前1200年のカタストロフ

  • 前1190年頃ヒッタイトが、海の民により滅ぼされる。
  • 前1184年トロイア滅亡。
  • 前1155年エラムがカッシートのバビロン第3王朝を滅ぼす。
  • 前1150年頃ミケーネ文明が滅亡。

前16世紀とか、もっと昔からいた勢力が滅んだ。原因は不明なものが多い。

紀元前11世紀−滅びのあとは誕生

前16世紀に活躍した「イン」のヒッタイトが前12世紀に滅んだのに続き、前11世紀に殷も滅び、周王朝が誕生した。
また、12世紀にいろいろ滅んだ地中海東岸で、イスラエル王国が成立した。

紀元前9世紀−カルタゴ誕生

紀元前8世紀−始まりの世紀

西ではギリシャ人がポリスを形成し、ローマが建国された。
メソポタミアは、アッシリアにより初の統一が進められた。
インドでは、アーリア人ガンジス川下流域まで進出し、現在のインドの領域に重なる範囲まで広がった。

紀元前7世紀−世界初の統一の世紀

  • 前670年アッシリアがエジプトを破りオリエントを統一。

紀元前6世紀−戦いの世紀

紀元前5世紀−戦争と偉大な哲人の世紀(枢軸時代)

紀元前4世紀−ヘレニズム時代の始まり

紀元前3世紀−統一の世紀

紀元前2世紀−武帝の世紀

紀元前1世紀−ローマに強い指導者が続出の世紀

1世紀−光武帝の世紀

2世紀−五賢帝の世紀

3世紀−分裂の世紀

4世紀−民族大移動と分裂の世紀

ヨーロッパと中国の両方で、異民族が侵入し、いろんな国ができた。しかも、両方とも始まりは匈奴の行動だから、匈奴大活躍の世紀といってもいいかも。
ただし、長い間分裂状態が続いていた北インドでは、4世紀に入りグプタ朝が統一に成功しているので、分裂とは逆である。また、ササン朝も安定している。

5世紀−異民族帝国の世紀

6世紀−統合の世紀

ヨーロッパと中国の両方で、異民族王朝が、分裂した地域を再統合していく。そして、ヨーロッパは東ローマ帝国と、フランク王国、西ゴートの鼎立、中国は隋による統一の時代となる。
ただしインドは、エフタルによりグプタ朝が滅び、分裂状態になった。

7世紀−アジアで大国が誕生

突然誕生したイスラム教の勢力が、一気に中東を席巻する。

8世紀−アジアが盛り上がる

ウマイヤ朝が西ゴートを征服してイベリア半島を領有。イスラム勢力支配地域の最大版図を実現した。
一方、唐は盛唐の時代を迎えたが、やがてアッバース朝に破れ、安史の乱も始まり、衰退し始めた。

9世紀−内部分裂の世紀

フランク王国アッバース朝及び唐が、まだ滅ばないけど、ずいぶん弱体化し、内部分裂していく。アッバース朝と唐は、地方の将軍が独立していくという点でも共通している。

10世紀−いろんな国ができた世紀

9世紀に大国が内部分裂したが、10世紀にはほとんど滅び、神聖ローマ帝国フランス王国、三カリフ国、五代十国などの時代となった。

11世紀−十字軍(1)とイスラムの攻撃

農業革命などにより力を増した勢力が、アジアやヨーロッパ内で拡張していく。

12世紀−十字軍(2)と12世紀ルネサンス

13世紀−十字軍(3)とモンゴルの世紀

14世紀−オスマン帝国の攻撃(1)とペスト大流行

15世紀−オスマン帝国の攻撃(2)及び大航海時代(1)とルネッサンス

16世紀−オスマン帝国の攻撃(3)及び大航海時代(2)と宗教改革

17世紀−革命(1)と17世紀の危機

19世紀−革命(3)と反動の世紀

20世紀−世界大戦の世紀

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